IT業界で仕事をしている方は、職場で今の自分のスキル以上のことを求められることも多い。
いわゆる無茶振りというものだが、それが自分のスキルをいち早く伸ばしてくれる一方、疲労がたまり会社を辞めたいと考える原因にもなってくる。
ひどい場合にはうつ病になり、死亡するケースも少なくない。
こんな時、どういった対処をすれば良いのだろうか。
上司などに嘆願しても、聞き入れてもらえないということも多いだろう。
その場合、今の会社に入社した理由を考えてみることが大事だ。
何らかの憧れをもって入社したという方は、今自分が持っている気持ちを考えて行動してみると、何をするべきかが見えてくるはずである。
日本は資本主義の社会であり、その中で必死に生きているわけだが、資本主義とはすなわちお金持ちが得をする社会である。
言い換えるなら、権力が強く声の大きいものが得をし、権力が低く上の者の言うことを聞くものが損をする社会だ。
そんな世界を変えるためには、どうすればいいのか。
一番の方法は、弱いものに責任や負担を押し付けている会社を淘汰することだろう。
そのためには、一人ひとりが自分にとって得な会社を選んでいかなければならない。
そうすれば、資本主義によって人材を集めることができなくなったブラック企業は淘汰されることだろう。
つまり自分の得になる選択をすることは、巡り巡って他人のためにもなるのだ。
他人のためになると言われれば、職場を辞める決心も着きやすくなるのではないだろうか。